2024/04/23
第902回放送「早生まれって不利なの?」
2024/04/23 第902回放送
「早生まれって不利なの?」
私は早生まれならではの悩みを抱えたことがある。最近では今年多くの友人が20歳になる為、飲酒や喫煙が出来るようになるが、私は来年まで待たないといけなく羨ましく思う、成人式の際にお酒が飲めないなどの悩みがある。そのため、小さい時から周りが羨ましく思う事が多くあった。また、「早生まれは不利(損)だ」「早生まれはかわいそう」と言われることが多く、私の母によると、幼稚園や小学校低学年の時に周りと比べて体格や運動能力面で半年の差が大きく感じられたそうだ。また、早生まれと遅生まれには「相対年齢効果」というものがあることが分かった。
私は早生まれであることに対して周りの人を羨ましく思う事はあるが、特に「早生まれは不利だ」と感じたことはない。なぜ、世の中では早生まれに対して「早生まれ=不利」と言われてしまうのかについて違和感に思いこの放送をした。
今回は、早生まれの人、早生まれのお子さんを持つお母さんや元保育士さんにお話を聞いた。早生まれの人は、私のように早生まれで困った経験があった。「早生まれは不利」という言葉を聞いたことがある人もいたが、「早生まれは不利だ」と思っている人はいなかった。また、色々なお子さんと接する元保育士さんからみても、早生まれだからと区別するのではなく、その子の発達に応じた対応を心がけていた。
この放送を通して、早生まれの人は、悩んだりした経験はあるが、実際に不利だと感じている人はいなかった。記事や論文を見てみると、「早生まれは不利」と感じられるが、「早生まれは不利」だと決めつけ、諦めてしまうのではなく、早生まれとどう向き合っていくのかを考え、個人の成長や努力をしっかりと見ていく事が重要なのではないだろうかと考えた。
パーソナリティ 2年 磯邊美雪(ディレクター)
3年 山口創大
ミキサー 4年 吉瀬 龍